初ゴジ1号を作る~2.組み立て&サフ吹き |
最近のレジンキットはパーツの合いも良く、下手するとソフビやインジェクションキット
より組みやすいので、構える必要はありませんよ。
肩の力を抜いて、ラクに行きましょう(^^;。
その際に使用するツールなんですが、私はニッパーとルーターだけでほとんど済ましてます。
ルーターは近所のホームセンターで購入したもの。安売り時に4000円弱で購入しました。
多少、高価な代物ですが、レジンキットを継続して作るつもりがあるなら必要な一品です。
価格に応じてグレードはピンキリですが、①回転数が変えられる②AC電源のもの
③連続作業時間が15分以上・・・この辺を満たしているものならOKでしょう。
牙はレジンの地色を生かしたいのでいわゆるサフレス塗装にします。
ただレジンに塗料直塗りは食いつきに不安が残るので、プライマーを吹きます。
プライマーは画像にあるMRメタルプライマーを使用しました。
15cmぐらいの距離から、吹き初めと吹き終わりがパーツにかからないようにスナップを利かせてスプレーします。
赤とクリアオレンジにジャーマングレイを少々。初ゴジはカラーの画像が残ってないので口内色も何色かはわかりませんが今回はオーソドックスにしました。
あまり鮮やかにならない方が昭和のゴジラには合うと思います。
調色した塗料をシンナーで薄めに溶いて流し込むように色付けします。
ここは神経質にならずに。牙に塗料が付いてもどうせ洗い落とすので大丈夫です。
この際シンナーは水性アクリル塗料を簡単に溶かせる、ラッカー塗料用シンナーを使いましょう。
レジンキットの接着には瞬間接着剤とエポキシ接着剤を使用しますが、私がいつも使用しているのはモデラーズの「強着」。
その名の通り接着力は強力ですし、2液を同量に出しやすいのも○。
硬化時間が5分と短いのも、短気な私には合ってます(^^;。
私はほとんどの接合部をエポキシ接着剤で処理してます。
今まで落としたりしても、エポキシで接着した接合部が外れた事はありません。
大体の場合、瞬着で接着した背びれが取れるぐらい。ですから、よほど強度に心配が無い限りエポキシ接着でOKでしょう。
真鍮線を通す段取りで難儀なのが、穴をキッチリ合わす事。当たりを付けて、穴を開けても大概ズレてしまうんですね。これが。
そこで人から教わったうまく接合する方法を。
まずは画像のように片方のパーツの中心にキッチリ真鍮線と同サイズの穴をピンバイスで開けて線を刺します。
今回は1.5ミリの真鍮線を使用しました。
そして、この大き目の穴の方にエポパテないしはアルテコ瞬着パテ等を詰め込んで、パーツを合わすのです。
この時、片側のパーツにはエポキシ接着剤を塗りたくっておきます。
またエポパテはなるべく硬化時間の短いもの(今回は10分硬化型)が良いでしょう。
これでパーツを合わして5~10分待てば、しっかりくっついているはずです。
さて組みあがったら、接合部の隙間等をエポパテかアルテコ瞬着パテで埋めてやります。
この隙間はレジンキットの性質上どうしても生じるものです。
組み立て前にパーツを神経質に削って合わすより、後でパテで隙間埋めをする方がラクなので、ここではきっちり仕事をしてあげましょう。
色々、使ってみましたがこれが一番ゴジラのモールドを再現しやすいです。
真ん中の道具はスパチュラ代わりの歯垢取りと手芸屋で買ったヘラ。
私はこれプラス楊枝、竹串なんかでモールドを入れています。
右端のが「アルテコ瞬着パテ」。紫色の瞬着液とベビーパウダーのような粉を混ぜてパテにします。
3~5分で硬化するので作業効率が良いのと食い付きが非常に強いので気に入ってます。
値段が1300~1500円と高いのが難点ですが・・・
最近は継ぎ目消しの場合、ほとんどエポパテは使わずアルテコを使用。
とりあえず大雑把に継ぎ目を埋めておいて、硬化したらルーターで削ってモールドを入れ直すという段取り。
この方法のほうが性格的にも技術的にも合っているみたいです。
エポパテのベタつきは苦手なんですよねー。
僅かに残っていたパーティングラインはルーターで削りました。
レジンキャストの場合、キャスト自体に含まれる溶剤が染み出してくる問題があるので、一般の模型用塗料を使用するならサフ吹きは必須です。
サフは色々試しましたが、このホルツのプラサフスプレーが一番気に入ってます。
一般に使われているソフト99より食いつき良好ですし、グンゼのレジン用サフよりタレにくい。
また完全ツヤ消しで仕上がるので非常にゴジラには向いてます。
私はこのサフをオートバックスで1000円弱で購入しました。ちょっとソフト99よりは割高ですがオススメです。
ゴジラの場合、モールドが入り組んでいるためなかなか行き渡りませんが、角度を色々変えて厚塗りしないように何回も吹きます。
画像ぐらいにサフが行き渡ればOKでしょう。
言い忘れてましたが、サフを吹く前に口内のマスキングは忘れずに。
マスキングテープとティッシュを併用すれば良いでしょう。
次回はいよいよ塗装です。あー疲れた。。。
皆さんからご意見等頂けないのでちょっと不安です。この企画ってあまり面白くないですかね?(汗
追記:サフを吹く前にはキットを中性洗剤でさっと洗いましょう。
手の脂も離型剤同様、塗装には大敵です。作業中はなるべく素手でキットを触らない方が無難です。