ソフビ初ゴジを作る |
みたいなものを残しておくことにしました。
とはいえソフビキットの場合、説明書どおりに作ればなんとかなるので
基本的な事はパスして、私なりの工夫みたいなものをメインに書きます。
◆ソフビキット製作にあたって、まずやらなきゃいけないのは
「茹でる」ことなんですが、このキットのように大きいとなかなか茹でられる鍋はありません。
私の場合、画像のように熱湯風呂にぶち込んで放置プレイしております。
なるべく熱い湯を風呂にためて泡立たないように静かに中性洗剤を混ぜます。
これで2~3時間放置しておけば、歪みは直って油分も浮いてきます。
後は冷水シャワーを浴びせながら軽くタワシで洗浄すればOK。
洗い終わったら一晩ほど新聞紙の上に並べて水分を乾かします。
次の工程はバリ取りなんですが、これは特にコツはありません。
ドライヤーで温めて柔らかくしながら、デザインナイフで整形していきます。
◆このサイズのソフビキットは後々の変形を防ぐため、組み立てる前に
内部から補強してやったほうが良いです。
補強法としては①レジンキャストを注入②石膏を注入等がポピュラーですが
キャストはコストが高いうえ重くなるし、石膏は安いですが、重く壊れやすいので
今回はパス。
ホームセンターで売っているスプレー式の発泡充填剤を使うことにしました。
一般的に売られているのは使い切りのものなので、一発で注入しないと
いけないんですが、これをやると硬化不良が起きたり、
膨らみ過ぎて逆にキットが変形したりします。
段階的に何回かに分ければ大丈夫なんですが、使いきり前提の商品なので
1回の使用でノズルが詰まってしまいます。
で、ノズル洗浄に使えるのが薬局で入手可能な「アセトン」。
(基本的に劇薬なので取り扱いに注意して、吸引しないよう屋外で使用しませう)
充填剤が詰まったノズルをアセトンで洗浄すると画像のようにあっという間に溶け出します。
但し、硬化後はうまく溶けないので硬化する前に洗浄しましょう。
この充填剤は水分に反応して硬化するので、バルサ材や新聞紙に水分を含ませて
芯として突っ込んでます。
◆組み立て・補強が済んだら継ぎ目消しですが、特にコツは無いので
ひたすらパテ埋め・整形を繰り返すのみです。
継ぎ目消しはエポパテ、瞬着パテ、石粉粘土を使うのが良いでしょう。
各自使いやすいものを使用すれば良いと思います。
私は仕上がりの質感を重視してファンドを使用しました。
但しポリパテはソフビと相性が悪く、剥がれやすいのでオススメできません。
(次回に続くのか???)