「日明兄さん」 |
BMLとの決別、プロレス観について述べてます。
◆BMLでめざしたのは、プロレスの原点回帰。
総合的なものに対応できる昭和新日。
◆BMLというか上井氏は方向性はわかってるはずなのに
道場も用意せず 選手のケアもおざなりなので去年の夏頃も
前田は激怒した経過がある。
◆新日と交わるからにはセメント覚悟。
1.4はシュートを仕掛けろと言った訳では無く、
そういう心意気でびびらせてこい!と命じた。
ところが村上も柴田も普通にプロレスをやってきたので激怒した。
◆最近のプロレスは学生レベル。
昔はシュートの気構えを持って試合をしていたし、
結末はプロレス的に収まるにしろ途中ガチになることが良くあった。
◆天龍の顔面蹴りにムキにもならず、普通に受け流している
今のレスラーは情けない。
◆長州も「今の奴らはこれが普通。昔みたいにはいかない」と投げやり?
◆ハッスルは芸能人を揃えれば事足りるプロレス。WWEとは別物。
◆何で新日本はカシンや藤田のような素晴らしい選手を大事に
しなかったのか。今回急なオファーで総合に臨んだカシンには同情的。
◆柴田のことを心配。上井氏と分裂後、船木に練習を見てやって
と頼んだ。一方、村上に対しては批判的なトーン。
プロレスに関する発言はおおよそこんな感じの内容です。
いやあ前田日明は昔も今も前田日明です。
言ってる事は正論だし、昔から言ってることがブレてないですね。
現在のプロレス界では単に理想論ばっかり言ってる
オッサンみたいな扱いになっているのが悲しい。
特に新日系の人たちはもっと耳を傾けるべきだと思います。
ぶっちゃけ新日は長州を現場監督に据えるより、
日明兄さんを据えた方が再生できそうだと思うのですが、
選手は一人も居なくなっちゃうんだろうな(^^;。
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コメント
投稿者:ねこギター 2006/4/7 23:12
今日、買ってきて読みました。
最近は、「週刊プロレス」「ゴング」ともに読む気がしなかったので。
前田のインタビューまさに正論ですね。
至極当たり前のことを言っていますね。
新日を初期から見てきた人は、ほとんどそう思ってるんじゃないでしょうか。
分かってないのは、当事者たちだけなのかと。
投稿者:一怪獣ファン 2006/4/8 12:41
いつの間にか、こんなブログが
できていたんですね。
私がはまったのは、藤波と長州の抗争が
きっかけだったかな。
前田ですが、何か怖そうなイメージが
ありますね。
今の長州よりも、前田を据えたほうがいいと
いうのもうなずけるなぁ
前田の生でファイト見たかったなぁ・・・・
とりとめのない、ぬるいカキコでした。
投稿者:Ta 2006/4/8 13:43
どうもです。
こちらならこの話題がありそうな気がしてやってきました。(笑)まず私は昔から前田氏は好きではないのですが、確かに言ってることは正論だとは思います。ただ、極端だし一方的で自己中心的だなとも…。
前田氏がやろうとしたのはUWFであり目的は総合で勝てる選手を作ること。上井氏がやろうとしたのはプロレス。(あえてプロレスの定義は避けます)最初からかみ合うはずもないし、文面を見ても前田氏も理解しあう努力や、選手ときちんと話し合うこともあまりしなかったように見えます。同じ言葉を使っていてもその意味するところにそれぞれずれがあったのでしょう。
しかし、やっぱりガキ大将がそのまま大きくなったような人なのかなあ…。彼が言っているようなものであるなら規模の違いはあれPRIDEやパンクラスや各種(?)総合の団体なりグループでもやられていることのようにも思います。
武藤のように実は自己愛に過ぎないプロレスラブは嫌いですが、前田氏のようにプロレスに愛も理解もない人にプロレス団体をやっていくのは無理なのかも。総合の世界で頑張ってくださいとしか言えない…。
投稿者:pasin 2006/4/8 23:35
>一怪獣ファンさん
いらっしゃいませ。
非常に濃い会話が続いているのでピンとこないかも
しれませんね(^^;
藤波・長州・タイガーマスク・・・
力道山以降ですとこの時代が一番一般的にプロレスが普及していた時代かもしれません。
ウチの中学でもみんな見てました。
投稿者:pasin 2006/4/8 23:50
>Taさん
ようこそお越しくださいました。
今後もよろしくお願いします。
前田は結局「言うだけ番長」になっているのが痛いですね。
言ってる事は正論なんですが、第2次UWF以降は
どうも行動が伴っていない。
仰るようにコミュニケーションが取れない人なんでしょうね。
こういう騒動は一度や二度じゃないですから。
そういう点でも猪木さんと似てるかも(^^;
>武藤のように実は自己愛に過ぎないプロレスラブは嫌いですが
私も武藤は嫌いです。プロレスマスターを名乗ってますが、プロレスが上手いとも思えないですし。
実は上手いのはムーブだけで非常に自己中心的で相手を光らすことが出来ない選手だと思っています。
ある意味、猪木・藤波とは対極に位置する選手ではないでしょうか。
投稿者:pasin 2006/4/9 0:00
>ねこギターさん
今回の前田発言は非常に真っ当なんですよね。
スーパーUWFは見たかったです・・・でもBMLの陣容じゃ実現できそうにない(^^;
投稿者:ねこギター 2006/4/9 2:40
こんばんは。
う~ん、むずかしいもんですね。
表現と強さという相反するものが同時に成立出来るのか。興行としてやっていけるのか。
まして人間性みたいなものまで絡んでくると。
矛盾をなくしてエンターテインメントと格闘技でかたずければ、それでいいんでしょうけど。
その矛盾したものを同時に成立させようとしたところに面白さ(夢)があったと思うんですが。
ノアはいいとして、ハッスルは何も残らないような気がします。
プロレスの文化というか歴史的な技術を残すとすれば、UWF的なものからやり直すしかないと思うんです。
やっぱり上井氏とくっつくことに無理がありましたね。
投稿者:pasin 2006/4/10 1:17
>ねこギターさん
>プロレスの文化というか歴史的な技術を残すとすれば、UWF的なものからやり直すしかないと思うんです。
前田はリングスでそれをやろうとしていたという見方がありますね。
確かに「本当に強い外人が技術と個性を見せ合う」
という意味でまさにプロレスの再構築だったと
いえるかもしれません。
惜しむらくは前田がそこに入っていけるコンディションでは既に無かったことと
総合の台頭でリアルファイトに移行せざるを得なかったこと。
はっきり言ってKOKよりそれ以前の試合の方が圧倒的に面白かっただけに残念です。
ヴォルクハンとか好きだったんですけどねえ。。。
投稿者:kimura 2006/4/10 1:34
前田日明という人に対する評価は、私の中でつねに揺れています。
プロレスも格闘技も理想を掲げて生きるのは難しい世界。
アントニオ猪木をしても本質は変えられませんでしたからね。
そういえば、何年か前、猪木さんが前田日明についてこんなこと
を言ってました。
「前田はなんで自分のプロレスを格闘技だって言ったのかね?
これが新しいプロレスだ! そう言えば矛盾もなかったのに」
「前田がね、ロスまで訪ねて来たことがあってね、そのとき、彼
はこう言ったんですよ。『猪木さん、猪木さんの正当な後継者は
俺だけですよ』って」
猪木と前田。相容れないようでいて、実はお互いによくわかって
いるんだと思いました。
最近では猪木さん、こんなことも言ってました。
「K-1もPRIDEも、元は前田でしょ? 前田がいなかったら両方と
も存在してない」
もっとも、その前には佐山、藤原、そして自分がいた、と続くの
ですがね(笑)。
投稿者:Ta 2006/4/10 16:35
私が前田にしろ佐山にしろ高田にしろ嫌いなところは、過去に自分が関わったものや関係者を否定したり批判したりするところなのです。猪木さんも色々言うけど彼らほど否定的なことは言ってないと思うし…。まあ我が強くて自己中心的なのは共通してるように思いますけど。(笑)
特に高田によるPRIDEからの猪木さん追放(だと私は思っています)は見るに耐えないものでした。あれ以来PRIDEを生観戦する気が失せました。そういう意味では前田は実は裏表がない素直ないい人なのかもしれない。
前田がもう少し融通の利く人であれば今の高田の位置に前田がいたのかもと妄想したりすることもあるけど、ふんどし姿や妙なコスプレをするほど堕落はしないだろうからやっぱり無理か…。
#あ、どうやら私は高田が大嫌いなようです。
投稿者:pasin 2006/4/10 23:24
>kimuraさん
猪木さんの前田評、とてもいいお話ですね。
やっぱり猪木さんは前田の事を評価してるんですねえ。
前田の猪木評も批判的なトーンの中に愛が感じられたりして
深い部分で通じているんだと思います。
>「前田はなんで自分のプロレスを格闘技だって言ったのかね?
これが新しいプロレスだ! そう言えば矛盾もなかったのに」
全くその通りだと思います。
変に理論武装したせいで前田の評価が結果的に下がったとも言えますよね。
特にリングスは「格闘家がやる新しいプロレス」としてアピールしていたら
格闘技側から変なつっこみを入れられずに済んだでしょうし、
プロレス側からのアレルギーも無かったと思うので残念です。
>K-1もPRIDEも、元は前田でしょ?
ああ前田に是非聞かせてあげたい言葉ですね。
なんだかんだ言って猪木さんにそう言われるのが一番嬉しいんじゃないかと思います。
単なる私の思い込みかもしれませんが(^^;。
投稿者:pasin 2006/4/10 23:38
>Taさん
私は前田と佐山に対しては好意的です。
彼らは上位概念として昭和新日を置いていると思いますし
何より自分で道を切り開いていった人達ですよね。
それに対して高田はUWF時代から一貫して他人の神輿に担がれてるだけという印象があります。
唯一ヒクソン戦は自発的なものかもしれませんが、プロレスラーとしての意地も誇りも見出せませんでした。
>高田によるPRIDEからの猪木さん追放
あれも高田自身は何の能動的な動きもしなかったんじゃないかと。
DSE内部のパワーゲームの尻馬に乗っただけという印象があります。
まあ今の状況を見ると結果的に高田が美味しいところを持っていって一人勝ちに見えますね。
だからこそ私は高田が嫌いなんですが。
投稿者:Ta 2006/4/12 20:06
>pasinさん
あ、私も前田、佐山の両氏については全面否定ではないし、特に前田氏の終始一貫しているところは認めています、(なんて書くとちょっと偉そう(笑))
>DSE内部のパワーゲームの尻馬に乗っただけという印象があります。
私もそう感じます。自分たちの言いなりにならない猪木さんよりも、シナリオ通りに動いてくれる高田の方が扱いやすかったのでしょうか。猪木さんなら悪者にされてもあえて反論はしないだろうと言う読みもあったのかもしれません。あの日の、猪木さんを批判する高田の準備万端のマイクには虫唾が走りました。
あれ以来、PRIDEは好きだけどDSEは嫌いな私です。
投稿者:pasin 2006/4/12 23:31
>Taさん
今週号の週間文春に佐山×前田の対談が載るらしいですね。
長い間、反目を続けていた二人だけに興味津々です。
>DSE
私もPRIDEは好きですが、この会社は嫌いです。
故森下社長時代はそうでもなかったんですが、榊原社長に代わってから
非常に高圧的になりましたし、●●●の影がちらついてますね。
猪木さんが離れたのも・・・(以下略)
これ以上は危ないので止めときます(^^;