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カテゴリ:格闘技・プロレス

  • 猪木vsジャラペールワンの動画発見!!
    [ 2010-10-27 01:01 ]
  • Gスピリッツ vol.6
    [ 2008-04-16 01:00 ]
  • プロレスは滅亡するのか
    [ 2008-04-15 00:35 ]
  • 最近のプロ格よもやま話
    [ 2008-02-09 02:05 ]
  • 猪木×ジャックブリスコ~昭和46年UN選手権
    [ 2008-01-24 22:15 ]
  • 別冊プロレス昭和異人伝
    [ 2008-01-24 18:40 ]
  • 猪木×上田 ネールデスマッチ
    [ 2007-11-05 22:46 ]
  • 猪木×柔術家?
    [ 2007-10-15 22:12 ]
  • 追悼カールゴッチ
    [ 2007-07-30 22:23 ]
  • IGF旗揚げ興行 観戦記
    [ 2007-07-02 22:16 ]

猪木vsジャラペールワンの動画発見!!







テレ朝はおろか、専門誌、東スポすら取材同行せず、幻と化していた
vsジャラペールワンの動画がなんとyoutubeにupされました!

観ていただけるとわかりますが、プロレスなのかシュートなのか
判別が難しい内容です。

ほとんど首の取り合い、腕の刺しあい、バックの取り合いに終始しており
通常のプロレスには全く見えません。
かといってお互い本気で決めにいっているようにも見えず、
アクラム戦と同じレベルのシュートマッチでは無いようです。

ジャラは顔面狙いの頭突きをかましたりしてるのでマジかもしれませんが
猪木の方は明らかにアクラム戦の時のような積極性が見られません。
とにかく防御に徹して時間が過ぎるのをやり過ごしているように見えます。

この試合に判定があるならジャラの勝ちというところでしょうが
何故猪木はこんな消極的な試合をしたのかが謎です。
インタビューでは「このままでは消耗するだけだし、アクラム戦のようには
したくなかった」と言ってましたが、どうなんでしょう。
パキスタンサイドからの圧力?申し合わせ?があったんでしょうか。
前年のボック戦にもちょっと似ている不思議な試合です。

しかしパキスタンにこの動画があったということは
韓国にパクソンナン戦(シュートになった方の試合)が
残ってたりしないのかな。
韓国の方、捜索お願いします!

by pasinpasin | 2010-10-27 01:01 | 格闘技・プロレス | Comments(0)

Gスピリッツ vol.6


検証-アントニオ猪木は本当に強かったのか?

まるで「1976年のアントニオ猪木」に対するプロレスマスコミサイドからの
返答のような特集です。
世界のTK、北沢幹之、ビルロビンソン、鈴木みのるが
格闘家としてのアントニオ猪木について言及。
見出しだけでも刺激的な内容となってます。

”猪木さんを一言で表すと「ナチュラル」 今の格闘家ではノゲイラに似てますね”(TK)

”日プロがゴッチさんを呼んだのは猪木さんを潰す為だったんですよ”(北沢)

”日本人の中では猪木がベストだよ。2番目が豊登で鶴田より強かったね”(ロビンソン)

”今のレスラーの半分が浅井嘉浩系。それがネジ曲がった形で伝わってる”(鈴木)


記事中、一番面白かったのはTKによるペールワン戦の技術解説。
猪木の立ち技はグレコローマンスタイルだとか、”引き技”とか”潜り”といった
専門的な解説に目からウロコ。

リアルファイトでの新日出身選手の惨敗や心ない暴露本の数々によって
全盛期の強さすら疑問を抱かれがちな最近の風潮に忸怩たる思いだった
古参の猪木ファンにとっては久々に溜飲が下がる内容となってます。

TK、ロビンソン、北沢が口を揃えて言う、フィジカル面での素質と反応力。
”こういう言い方は失礼なんですけど、今の時代に生きてたら
凄い選手になってたのかなと思います”

世界のTKの弁でした。

by pasinpasin | 2008-04-16 01:00 | 格闘技・プロレス | Comments(6)

プロレスは滅亡するのか

◆当ブログでリンクさせて頂いている別冊・プロレス昭和異人伝さんの
この記事↓を読んで非常に考えさせられました。

「プロレスは間違いなく滅亡します」

(冒頭の一部を引用させて頂きます)
今のプロレスには非言語コミニュケーションの世界は無い。
今のプロレスファンには行間に込めた意味を読み取る能力は必要ない。
全て言語のみのチャンネルで成り立っている世界であるからだ。

その言語はとうとう絵文字付きでなければ、成り立たない世界と成ってしまった。

とにかく実際に目に見える事柄でしか、激しさが伝わらない、あるいは読み取れないのないのなら、もうジャンルとして存続する意味は無いと私は思っている。

私は天龍源一郎は好きなレスラーである。
しかし天龍の「本当の痛みをもって」プロレスの激しさを伝えてきた功績が、歪に進化したのが、今のプロレスだ。

どこの世界に、技を受けてくれる相手に、本当に痛く危険な技を放たなければいけないのか?
かつて、プロレスが、商業ペースの試合数を維持する為に、自然と成立して来た、相手の身を守る職人芸の伝統の意味すら見失っているようだ。


かつて引退間際の猪木がベイダーの度を越えた攻撃を受け続けた試合がありました。

50過ぎたレスラーが加減の無い腕パンチ、受身の取りようが無い投げっぱなしジャーマン、
重力加速度を調整しないムーンサルトプレス等を受け続けたのです。
結果、バリバリ全盛期だった闘魂三銃士たちの試合を完全に食ってしまい、
その日のドーム興行で一番、お客を沸かせた試合となりました。

何故あの時猪木は普段と全く違うあんな試合を演じたのか。
それは当時新日の主流となりつつあったハードヒットプロレスに対する
アンチテーゼだったんじゃないかと思います。
”やる気になればジジイだってこういうプロレスは出来るんだぞ”
”このままエスカレートしていっていいのか?他に表現方法はあるんじゃないのか?”
という猪木の問い掛けがあんな試合をさせたんじゃないでしょうか。

しかし、結局その後プロレス界はどんどんハードヒットの方向に進化していきました。
shingolさんが警鐘を鳴らすように、このままいけばレスリングとは全く無縁な
危険で残酷なサーカスと成り下がるでしょう。
プロレスファンが何時までも、そんな試合でしか沸かないのであれば
レスラーは柔らかいマットで軽い脳震盪を繰り返し、
ダメージを蓄積することを止めないでしょう。
そのうち死人や廃人が続出、結果ハッスルみたいな形でしかプロレスは
残れないのかもしれません。

IGFの静かであっけない試合中継を見て、妙に懐かしさを感じた次第です。

by pasinpasin | 2008-04-15 00:35 | 格闘技・プロレス | Comments(2)

最近のプロ格よもやま話

◆遅ればせながら、ブロックレスナーのUFCデビュー戦を見ることが出来ました。
負けたとはいえ、過去、総合に進出し敗退したプロレスラー達とは異なり、
高いポテンシャルと次への期待を感じましたね。
細かいレスリングテクニックについては私のような素人にはわかりませんが、
こちらの記事で指摘されているように素晴らしいテイクダウンとグラウンドコントロールの技術を発揮していたと思います。
あれだけの体力とレスリングテクニックがあれば、倒してパウンドが勝利への最短距離なんでしょうが、やっぱり「プロレスラー」たるもの関節技も習得して欲しいですね。

◆戦極「吉田×バーネット」の記者会見で吉田がプロレスをバカにしたらしい。
吉田戦の前にバーネットが小川と戦うことをどう思うか、との質問に
「別に。(小川×バーネットは)プロレスでしょ」と答えたとか。
狙ってるのか、天然なのかわかりませんが、むかつくんだよな。
以前、田村に対してもプロレス軽視するような発言してたし。
ジョシュさん、やっちゃってください。
で、猪木が立会人とかだったら昭和プロレス者は凄く燃えるんだけど。

◆立会人といえば来週開催されるIGF興行はやたら立会人が豪華。
スタンハンセン、ドリーファンク、初代タイガーに
藤原義明、コブラ、木村健吾、将軍KY若松まで呼んじゃうらしいです。
このメンツに猪木が入って試合した方が、現役選手の試合より
よっぽど面白いんじゃないかと思ってしまいます(^^)

◆今更ですが、1/4の新日ドームの録画を見ました。
メインの棚橋×中邑戦を見て唖然。
まるで受け身の稽古のようにお互いが数回ずつジャーマンを掛け合ってました。
しかもそれで試合が決まるわけでもなく、延々と大技合戦。
ジャーマンをなんだと思ってるんだろう。
ゴッチが見たら悲しむだろうな。

◆ゴッチといえばNumber誌に掲載されたカールゴッチ評伝が面白い。
著者は「1976年のアントニオ猪木」を記した柳澤健氏。なるほど面白いわけだ。
で、その柳澤健氏のインタビューがAllAboutで連載中です。
そちらによると1976年~で書籍化されたのは原稿用紙750枚分らしいですが、
実際は1200枚ぐらい書いているとか。
主にカットされた部分は韓国のプロレス史とグレートガマに関する記述らしい。
すんごく読みたいんですけど。
猪木インタビューと併せて完全版として文庫化してください。文春さん。


by pasinpasin | 2008-02-09 02:05 | 格闘技・プロレス | Comments(2)

猪木×ジャックブリスコ~昭和46年UN選手権

最近のインタビューでマサ斉藤が過去対戦し強いと思った選手として
カールゴッチ(これも意外)と共に名前を挙げていたのが
ジャックブリスコ、その人。

私のような後追いの猪木ファンからすると
「G馬場にNWAタイトルを獲られたチャンピオン」というイメージが強いうえ、
大技のラリーという典型的なアメプロスタイルを作ったレスラーということで
あまり良いイメージが無かったレスラーでした。
昭和54年に一度、新日にも上がって猪木と対戦してますが、
その時もちょっとゲテモノチックな賞金マッチということで
大して印象に残ってませんでした。

そんな私でしたが、件の試合のVTRを見て印象が一変。
ブリスコがNWAチャンプになる2年前のUN戦ですが、これが非常にコクのある名勝負。
この時代の猪木の名勝負というと対ドリーファンクJr戦が筆頭ですが、
あの試合はあまりに手が合い過ぎているというか、二人で協力した演舞を見ているようで
今の目で見るとどうも物足りない。

対するブリスコ戦はハイレベルのアメリカンスタイルながら安易に技を掛けさせず、
両者の意地がぶつかりあう主導権の奪い合いがそこかしこに見られ、
今の目で見ても非常に楽しめます。

開始早々の猪木のタックルで不意を突かれたアマレスの猛者=ブリスコが目の色を変えて
主導権を獲ろうとする序盤戦、低空で受身がとり難いブリスコのスープレックス、
恐らく人生最高の美しさであろう猪木の原爆固め、説得力抜群のコブラツイスト・・・
まさに「プロ・レスリング」というべき見所の多い名勝負です。

こんな試合をIGFで見たいんですが、無理なんですかねえ。

by pasinpasin | 2008-01-24 22:15 | 格闘技・プロレス | Comments(0)

別冊プロレス昭和異人伝

とても読み応えのあるプロ格系ブログを見つけたので紹介させて頂きます。

別冊プロレス昭和異人伝
筆者のアマレス経験に基づいた考察は非常にコクがあり、
私のような格闘技素人には気づかない視点での論旨は
目からうろこが出る思い。
特に「猪木プロレスとは何か」を考察した一連の記事は素晴らしく
説得力に溢れています。

昭和プロレスを愛する又は愛した経験のある方なら多くの共感を覚えること
必至ですので是非、ご一読ください。

by pasinpasin | 2008-01-24 18:40 | 格闘技・プロレス | Comments(0)

猪木×上田 ネールデスマッチ


http://www.nicovideo.jp/watch/sm948959

投稿動画サイト「ニコニコ動画」で発見しました。
適当なメアドでアカウントを取得すれば視聴可能(時間帯制限有)。

この試合はTV局にもフィルムが残って無いらしく、ダイジェスト版すら
ビデオ化、DVD化されておりません。
私も幼少の頃、リアルタイムで見て以来、20数年ぶりに観ました。
いやーあるところにはあるんですね。

日本初の釘板デスマッチ、所謂ゲテモノ系の試合形式ですが
内容は結構シビアで釘板に落とそうとする攻防以外は
UWF系の試合のようです。

上田馬之助は若手時代、猪木に匹敵するセメント強さを誇っていた
という逸話がありますが、それを想起させるような序盤の腕の取り合いは
興味深いものがあります。
腕絡み=ダブルリストロックを当時の猪木から取れる選手はほとんどいなかったのでは。
(猪木もすぐにきっちり逆十字で取り返してますが)
上田選手の地力を感じさせる攻防です。

そういえばアームブリーカー→負傷という攻防は馬場が後年の
対上田戦でコピーしてましたねぇ。
えげつないというか、馬場らしいというか・・・(^^;

by pasinpasin | 2007-11-05 22:46 | 格闘技・プロレス | Comments(12)

猪木×柔術家?

ようつべより「猪木vsイズマイウ/アラン・ゴエス」

引退前後の頃の動画だと思います。打撃無しの柔術スタイルスパーリング。
相手は一昔前の選手ですが共にブラジリアン柔術の猛者。
基本的に実戦スパーというより、接待スパー的なものだと思いますが
それにしても、猪木の動きは理にかなっており、素晴らしい。
特に足捌きが素晴らしく、ガードポジションから相手の足を崩して
マウントを取り返す動きなんか、とても60近くのプロレスラーには見えません。

高田辺りが「ゴッチスタイルにはポジショニングの概念が無かった」とか
ほざいてましたが、これを見ると単に高田がそのレベルに無かっただけじゃん。

昭和のシュートレスラーに対する幻想を抱かせる映像ですね。

(しかし、エキブロってyoutubeを直リンク出来ないんですね・・・)

by pasinpasin | 2007-10-15 22:12 | 格闘技・プロレス | Comments(4)

追悼カールゴッチ

◆80歳を超える高齢だったので何時かは・・・と覚悟していましたが、実際に訃報を聞くとショックです。つい最近も雑誌で対談したジョシュバーネット相手に変わらぬゴッチ節を聞かせるなど元気そうに見えたのですが・・・残念です。
日本のプロレス界においては故ルーテーズと並ぶ強さの象徴でした。
猪木、前田、佐山、藤原・・・多くの優秀なプロレスラーを育てた手腕、思想も含めてマット界に残した功績は計り知れないものがあります。

◆ゴッチというとガチガチのシュートみたいなイメージが強いですが、実像はどうだったんでしょう。私は数少ない映像(新日旗揚げ戦、最強タッグ戦等)の後追いでしか知らないのですが、そこで見ることが出来る姿はシュートというにはほど遠い印象。技術とパワーを演舞的に見せる自己中心的なパフォーマーというイメージ。
所謂UWFスタイルとは全然違うし、テーズやロビンソンのストロングスタイルともだいぶ違う。
例えは悪いですが、ミルマスカラス的な印象を持ちました。
勿論、相手が弟子の猪木だった為、演舞的な試合になったのだとは思いますけど、脳内イメージとのギャップに軽いショックを受けました。
確認する意味でも最近DVD化された国際プロレスでのロビンソン戦を見てみたいですね。

◆レスリングスタイルの理想を求めて新日本→UWF→シューティング→パンクラスと紆余曲折渡り歩いていた印象がありますが、ファイトスタイルが象徴するように実は言うほど理想とするプロレスはガチガチじゃ無かったんじゃないか、という疑念もあります。
晩年は「客の呼べるレスラーがトップに立つべき」と発言していたり、ノアのビデオを見て小橋、三沢を評価していたとも聞きます。テーズが三沢の試合を見て「単なるタフマンコンテスト」と冷笑していたのとは対象的。
直近では無我の顧問を務めていましたが、実はテーズ以上に「柔軟」で「商業的」だったのかもしれませんね。

◆それでも卓越した格闘理論とコンディショニング理論を弟子たちに伝えた功績は何ら色あせるものではありません。ゴッチが居なければ1976年のアントニオ猪木も居なかったし、その後の格闘技の歴史は大きく変わっていたでしょう。

晩年は関係悪化から猪木に対する辛らつな言葉が目立ちましたが、亡くなられる前に両者歩み寄って関係修復して欲しかったと思います。

ご冥福をお祈り致します。

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コメント

投稿者:kimura  2007/7/30 15:48
カール・ゴッチが強いシュートレスラーだったことは疑いようのない事実であり、名伯楽といっていい教え上手だったことは間違いないでしょう。
が、プロフェッショナルレスラーとして見れば、pasinさんの指摘通り、強さを鼻にかけた自己中の試合しかできない我が儘で偏った選手だったように私にも思われます。
猪木さんは、ことゴッチに関する話になると、ゴッチ直伝の強さに誇りを持ちつつも、同じレスラーとしてテーズや自分とは事実上格の違いがあると、必ず、それとなく釘を刺すのを忘れませんでした。ゴッチと現役の時期が重なる猪木さんにとって、リング外でのゴッチはたしかに師匠でも、同じリングに立てばある種の失望を感じさせられる複雑な対象だったようです。
いつか、猪木さんが「カール・ゴッチをプロレスの神様にしたのは俺だ」と言ったのを聞いてショックを受けたことがありましたが、今憶い出すと、それは自分の強さを持て余すばかりでついに成功者になれなかったゴッチに対する哀しさ半分、怒り半分の言葉だったように思われます。
強い者が報われる理想のプロレスをつくろうとしていた猪木さんにとって、ゴッチの存在は大きな矛盾そのものでもあったんでしょうね。

by pasinpasin | 2007-07-30 22:23 | 格闘技・プロレス | Comments(0)

IGF旗揚げ興行 観戦記

◆両国国技館へ18時前到着。結構、賑わっている。入り口付近で春一番氏が取材を受けていた。スーツ姿の新間氏の姿も。私の席は2階東側の真ん中辺り。両国国技館に来たのはベイダーデビュー戦のあの暴動以来だから約20年振り。懐かしい。

◆実況席から猪木さん、柴田氏、辻氏によるコンセプト等前フリがあった後、第一試合がスタート。所謂、バトラーツスタイルのハードヒットプロレス。かなりエグイ事をやっているのだけど照明が明るいせいかお客はまだリングに集中できていない。ちょっと可哀想でしたね。
続く第二試合はアクロバチックで典型的なジュニアの試合。IGFのリングでやる意味はあるのか。それなりに沸いてはいましたが、個人的にはこの試合が一番つまらなかったですね。

ここまではアントニオ猪木推薦試合ということでダークマッチ扱い。

◆ここで客席の照明が落とされ、2階席に設けられたお立ち台で狂言が始まる。引退後の猪木さんはこういう演出が好きみたいですが、個人的には×。途中でやったトリプルPとかいうラップグループのライブも寒かったです。

出場選手紹介。開催までのドタバタを反映してか、出場選手の控え室での表情がモニターに映し出される度にドッと沸く。かくいう私も何人かは出場取りやめになっているのかなと思っていただけに、盛り上がってしまいました(^^;

◆第一試合のアレキサンダー大塚×ランデルマンは両者のバックボーンであるアマレスベースの試合スタイル。アレクはこうしたスタイルが合うなあ。タックルをバンバン決めてマルコファスにMMAで勝った実績を思い出させてくれました。

第二試合は小原×タカクノウ。クノウのセコンドにはアマレスの大田章氏の姿も。良い意味でかみ合わないゴツゴツした試合で最近のプロレスとはかなり異質。昭和新日の前座みたいな内容でした。お互い身体が小さいせいか、両国を沸かすような迫力はありませんでしたが、IGFのコンセプトには一番合ってたかも。

◆第3試合はU-STYLE披露試合と銘打たれたダブルバウト。TVで見ると違うんでしょうが、会場で見ると正直眠い。田村が会場の空気を読んでスパートをかけたりしましたが、会場は暖まらず。田村にはシングルで上の選手とからんで欲しかったな。勿体無い。猪木さんもこういう試合は嫌いでしょうし、もう田村は呼ばれないんじゃないかな。

第4試合でジョシュ対安田。会場からはため息が漏れてました(^^;。安田の価値は落ちるところまで落ちたようですね。ジョシュは卓越したグラウンドコントロールで寝かせたら安田に何もさせず。何回も決めれる体勢に持ち込んではロープに逃がすという展開が続いた後、十字でフィニッシュ。まあこの試合はマッチメークミスでしょうね。ジョシュをここで使うのは勿体無かった。

◆第5試合は小川×コールマン。
小川は故橋本真也のテーマ曲で入場。大歓声。やっぱり「猪木の弟子」としての小川に期待する向きは多いんでしょう。コールマンと睨みあいを展開するなどハッスル以前の暴走王モード。コールマンがゴング前から突っかけて乱闘気味に試合開始。しかし良かったのはここまで。結局小川はUFOの頃から進歩してませんでした。コールマンが切れの良い動きで上手くリードするも、小川はドタバタするばかり。最大の長所だった殺気も薄れて、プロレスも上達しないんじゃ困ってしまいますね。結局、この人は相手が橋本じゃないとダメなのでしょうか。試合後、猪木にビンタされていましたが、張り返すぐらいじゃないと・・・

◆メーンイベントは当初の予定通り、レスナー×アングル。
どうせギャラ目当ての出稼ぎ、顔見世だろうと正直あまり期待していなかったのですが、2人とも正真正銘本物のプロでした。パンチ、キックひとつとっても迫力が違う。もちろん投げ技は一級品。ハイスパットの大技プロレスではありましたが、試合の組み立ても流石で他団体も含めた最近の日本人レスラーとは大きな隔たりを感じました。レスナーも新日に上がっていたときと全然違いましたねえ。なんで旗揚げ戦でこの2人がメイン?と思っておりましたが、今は納得です。

◆というわけで会場も8割がた埋まり、興行的には大成功?なんでしょうが個人的にはこれで良いのか?という思いが残りました。ハプニングも無かったし、座りの良い普通のプロレス興行。なんとも猪木さんらしくないというか。

当日の猪木さんの憔悴しきった虚ろな表情も気になりました。試合開始前の会見ではホッとした表情で上機嫌だったと聞きますのでやはり内容的に不満だったんでしょうか。
(また裏で金銭トラブルが生じてなければいいのですが・・・)

内容的には外人選手のレベルの高さに比べ、日本人選手の劣化が目立ちましたね。日本がプロレス先進国だったのは遠い昔の話。次回があるならマジで長期合宿した方が良いです。

あと格闘技的な攻防を主軸に置いたプロレスを目指すなら、十字と裸締めとパウンドはいっそ禁止した方が良いと思いました。総合がここまで普及してきた現在、最もポピュラーな決め技である十字や裸締めをつなぎで使っても緊迫感が薄れて、説得力が無くなるだけだと思うんですよね。

昔のストロングスタイルと呼ばれた試合を見ると一発で壊せる技は使わずに、ヘッドロックやシザーズ、ポジショニング等でリアルな攻防を繰り広げていることに気づきます。
使用する技は限定しているのでそこでフィニッシュに至ることは無いですが、リアルな主導権争いがあるので単にリアル風な技を使うだけの「なんちゃって総合格闘技」と異なる必死さが見て取れます。
壊さない範囲でリアルな攻防を行い、相手の出方次第ではレベルを上げていく。これこそが猪木さんの言う「プロレスとは闘いである」ということなんじゃないでしょうか。

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コメント

投稿者:kimura  2007/7/3 10:44
詳細なレポートありがとうございます。
テレビでは会場の雰囲気がいまひとつわからなかったのですが、おかげでだいぶ掴めました。

>十字と裸締めとパウンドはいっそ禁止・・・
同感です。格闘技におけるフィニッシュ技が安易につなぎ技として使われるのは、ご指摘の通り格闘技を見慣れてしまうと違和感がありますね。
ただ、十字と裸締めはパウンド禁止で攻防は可能。問題は首や腕を極めにかかる前のフェースロック、ネックロック、リストロックの攻防技術がいつの間にか廃れてしまった点で、猪木さんのいうプロレスのゲーム性(暗黙のルール)というのは、つまり、いきなり急所を攻撃し合うのではなく、体の末端からじっくり攻め合いながらクライマックスへの流れをつくっていくこと(無我流の型としての流れに非ず)。プロレスは真剣勝負だと猪木さんが言い続けてきた根拠もまた、そこにあったように思います(Gアントニオに対する行き過ぎた仕打ちは、そういうプロレスを守るための過剰な防衛反応でもあったのでしょう)。いずれにしても、pasinさんの指摘の通り、緊張感とは本物の攻防からしか生まれませんね。

他に私が印象に残ったのも、pasinさんと同じで小原・タカクノウ戦です。あのごつごつとした噛み合わない攻防もプロレスならではの凄み。頭突きというシンプルな喧嘩技もプロレスらしくてよかったです(本当の喧嘩になったら頭突きと噛みつきに勝る技はないというルール以前の凄みがあります)。

ジョシュのクロックヘッドシザースなんかも久しぶりに見た技でしたがよかった。たしかに、プロレス技再発見、再評価の第一歩は、そういった技が違和感なく繰り出されるルールの再構築(暗黙の了解ではなく)にあるのかもしれません。

投稿者:ゲンゴ  2007/7/3 11:07
>2人とも正真正銘本物のプロでした。

なるほど、プロの試合でしたか、納得。
詳しいレポ、有難う御座いました。

投稿者:pasin  2007/7/4 10:45
>ゲンゴさん
まあ、プロとは何かという話になるとややこしいのですが、アスリートとして優秀な両選手が手を抜くことなく、観衆を楽しませたという意味でプロだったと思います。少なくとも当日出場していた選手の中では最もプロ意識を感じさせてくれました。

投稿者:pasin  2007/7/4 11:20
>kimuraさん
UWFの登場で関節技の価値が見直されたのは意義あることだったんですが、リアルなフィニッシュホールドだけがもてはやされて、そこに至る過程の押さえ込みやレスリングそのものの価値が疎かになってしまったのはマイナスでしたね。
(猪木さんが引退前のインタビュー時点で押さえ込みの重要性を力説されていたのは流石)
今回のIGFを見ていて、ストロングスタイルの復興を考えるならばルール面の明確化は必須だと思いました。

>無我流の型としての流れに非ず
西村選手のやっていることはわからなくも無いんですが、そこに本物の攻防が無ければ、本質的にはラリアットプロレスや形骸化したUWFスタイルと変わらないと思います。折角ドリーやゴッチに師事するのであればその辺の本質的な部分を汲み取って欲しいですね。

by pasinpasin | 2007-07-02 22:16 | 格闘技・プロレス | Comments(0)