キンゴジアイの作り方(俺流) |
塗装に粗を発見したので手直し中です。
撮影は昼間に行うのでアップは1週間先となります。ごめんなさい。
(04/11/21時点)
埋め合わせというわけではありませんがNATOキンゴジの眼球製作法を。
今回は塩ビ二重張りではなく、クリアレジンで作ってみました。
これはモスゴジにも使えるので、応用が効くと思います。
①まず10ミリのアクリル球(これはきれいな球面ならガラスでも何でも可)を
オス型として0.3ミリ塩ビクリア板をヒートプレスします。
次に塩ビをハサミ、紙やすりで形を整えて半球、というより1/3球を作ります。
そしてこれを写真のように油粘土に埋め込みます。
要はシリコンで半球型を取る代わりに塩ビカバーで代用してしまうわけです。
(球面がきれいに出るという利点もあります)
そしてここに直接、クリアレジンを流し込みます。
クリアレジンはとにかく気泡抜きが肝心かつ困難なんですが、この方法だと
上面が開いているので気泡も抜けやすいという利点があります。
ドライヤーで暖めたり、楊枝でつついて気泡を抜いてやりましょう。
ちなみに今回使用したのはクリスタルレジンという製品。
これは値段が安いし、2液の混合比がシビアじゃないので愛用してます。
②24時間後には硬化してこのような半球が出来ます。
左側の方は細かい気泡が残ってしまってます。こうなると使えないので
半球を作る時は予備で何個かいっぺんに作った方が良いです。
モスゴジ用としてはこれぐらいの厚みでOKですが、キンゴジ用としては
若干厚すぎるので紙やすりで削り上げます。レジンはアクリルと違って
削りやすいので作業も楽。
③大体、これぐらいの厚さまで削ればOKでしょう。
なんでここまで薄くするかというと、厚みがあると白目が暗くなってしまう為。
モスゴジも半球だと寄り目になってしまうので1/3球ぐらいの厚さがベター
だと思います。
④クリアレジンを再度油粘土に埋め込んで、クリア+ホワイトパール、
ホワイトをエアブラシで吹きつけ。こうすると裏側だけに色が乗るので
神経質にマスキングする必要が無く、らくちんです。
って何か楽することばっかり考えてますな(^^;
⑤眼球を内部からはめ込むので頭部をルーターで削ります。
最初はダイアモンドカッターで大まかに、そのあとはビットを変えながら
慎重に削りだしていきます。コツは・・・正直、無いです(^^;
とにかくまめに眼球と合わせながら少しずつ削りましょう。
⑥画像が悪いですが、大体こんな感じの仕上がりです。
黒目はエナメルで当たりを入れただけですので、本来は接着後に
外側から書いた方が良いでしょう。
今回は画像無しですが、私の場合、接着は2分硬化エポキシボンドを点付け
して仮固定、それから瞬着パテやエポパテで完全固定してます。
眼球とキットに隙間が出来た場合はファンド(石粉粘土)で隙間埋め。
これだと万一、眼球に付着しても水で濡らした綿棒で落とせます。
大体こんな感じですが、ご質問がありましたら出来る限りお答えいたします。
クリアレジンを使用した自作眼球はやっぱり塗装じゃどうやっても出せない
リアル感が出ますので、是非挑戦してみてください。