2006年 07月 22日
「猪木の惑星」 |
◆気がつくと1ヶ月近く更新してませんでした。
どうもゲンナリするようなニュースが多くて、
書く気になれませんでした。
レスナーとのトラブル→棚橋IWGP戴冠とか
流石にヤバイだろイノキゲノムとか・・・
とりあえず新日本はもう終わりですね。
さようなら新日本プロレス。
◆そんな気分で雑誌の整理をしていたら出てきた懐かしいNumber。
丁度、2回目のイノキボンバイエの前に出た号です。
猪木さんを中心に猪木軍を俯瞰するような内容ですが
やっぱり読み応えがあるのは猪木インタビュー。
当時はピンと来なかった技術論なんかも今読むと
なるほどと思わせるものがありますし、プロレス界の行く末に
ついての言及なんかも今の状況に当てはめると
見事に予言となっております。
なかなか濃いインタビューだなあと思ってインタビュアーを見ると・・・
なんだ木村さんじゃないですか(^^;GJ!
やっぱり当代随一の猪木神話の語り部ですね。
もうひとつ読み応えがあったのがペールワン戦に関するルポ。
これはパキスタンまで行って当時の関係者に取材しているだけ
あって非常に濃い記事になっております。
「ペールワン」は英雄の意味ではなく、「レスラー」の事だった、
アクラムは実は自殺ではなく糖尿で亡くなったとか、
新事実の掘り起こしの数々。
またベールに包まれた猪木×ジュベール戦についての記述もあって
なかなか読み応えがあります。
でもここで書かれている事すら、一方の側から見た「事実」で
あって「真実」では無いんですよね。
昭和プロレスの奥深さに改めて感銘を受ける私でした。
-----------------------------------------------------
コメント
投稿者:kimura 2006/7/21 18:32
お褒め頂き大変恐縮です。
それにしても、懐かしいNumberです。
この猪木特集はたしかに質・量とも充実していて、傑
作といってもいい出来栄えでした。
ペールワンの記事は、当時の副編集長が政情不安のさ
なか、自らパキスタンまで飛んで執筆した入魂の記事
でした。たしかにファンにとってはショッキングな新
事実の発掘もありましたが、pasinさんのおっしゃる通
り、これも事実のひとつに過ぎないわけで、実のとこ
ろ、真実は闘った当人たちにしかわかりません。
ちなみに猪木さん本人は、このNumberはお気に入り
の様子でした。猪木さんにしてみれば、当時、その価
値を認められなかった闘いが四半世紀の時を経て、ひ
とつの歴史として再検証されたという事実自体が痛快
だったのかもしれません。
この号を企画した若い編集者が当時こんなことを言っ
ていました。
「新たな光をあてたことでペールワンに関する伝説の
一部はたしかに崩壊してしまいましたが、それでも、
アントニオ猪木という存在はびくともしないんです
ね。それが凄いと感じたし、むしろ、もっと知りたく
なりました」
今も、プロレスラー・アントニオ猪木の伝説はびくと
もしません。それだけに、断末魔の新日本は見るに耐
えません。
投稿者:パシン 2006/7/24 0:58
昔のNumberは結構頻繁にプロレス特集を組んでましたね。
最近は格闘技一辺倒みたいですが。
まあ今のプロレスじゃ記事にならないので仕方ないですね。
>「新たな光をあてたことでペールワンに関する伝説の一部はたしかに崩壊してしまいましたが、それでも、アントニオ猪木という存在はびくともしないんですね。それが凄いと感じたし、むしろ、もっと知りたくなりました」
これぞ昭和のプロレス、猪木プロレスの魅力ですね。
リアリズムとファンタジーのせめぎ合い。
「底が丸見えの底なし沼」といったのは
ファイト元編集長の井上氏ですが、
最近のプロレスは「底が丸見えの温水プール」
といった感じです。
>断末魔の新日本
イノキゲノムにはある意味期待してるんですが
新日はやる気無さそうだし、新日以外の
選手招待は難しそうなので開催は難しそうですね。
変な形で強行するよりは、ちゃんと根回ししてから
開催して欲しいです。
どうもゲンナリするようなニュースが多くて、
書く気になれませんでした。
レスナーとのトラブル→棚橋IWGP戴冠とか
流石にヤバイだろイノキゲノムとか・・・
とりあえず新日本はもう終わりですね。
さようなら新日本プロレス。
◆そんな気分で雑誌の整理をしていたら出てきた懐かしいNumber。

猪木さんを中心に猪木軍を俯瞰するような内容ですが
やっぱり読み応えがあるのは猪木インタビュー。
当時はピンと来なかった技術論なんかも今読むと
なるほどと思わせるものがありますし、プロレス界の行く末に
ついての言及なんかも今の状況に当てはめると
見事に予言となっております。
なかなか濃いインタビューだなあと思ってインタビュアーを見ると・・・
なんだ木村さんじゃないですか(^^;GJ!
やっぱり当代随一の猪木神話の語り部ですね。
もうひとつ読み応えがあったのがペールワン戦に関するルポ。
これはパキスタンまで行って当時の関係者に取材しているだけ
あって非常に濃い記事になっております。
「ペールワン」は英雄の意味ではなく、「レスラー」の事だった、
アクラムは実は自殺ではなく糖尿で亡くなったとか、
新事実の掘り起こしの数々。
またベールに包まれた猪木×ジュベール戦についての記述もあって
なかなか読み応えがあります。
でもここで書かれている事すら、一方の側から見た「事実」で
あって「真実」では無いんですよね。
昭和プロレスの奥深さに改めて感銘を受ける私でした。
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コメント
投稿者:kimura 2006/7/21 18:32
お褒め頂き大変恐縮です。
それにしても、懐かしいNumberです。
この猪木特集はたしかに質・量とも充実していて、傑
作といってもいい出来栄えでした。
ペールワンの記事は、当時の副編集長が政情不安のさ
なか、自らパキスタンまで飛んで執筆した入魂の記事
でした。たしかにファンにとってはショッキングな新
事実の発掘もありましたが、pasinさんのおっしゃる通
り、これも事実のひとつに過ぎないわけで、実のとこ
ろ、真実は闘った当人たちにしかわかりません。
ちなみに猪木さん本人は、このNumberはお気に入り
の様子でした。猪木さんにしてみれば、当時、その価
値を認められなかった闘いが四半世紀の時を経て、ひ
とつの歴史として再検証されたという事実自体が痛快
だったのかもしれません。
この号を企画した若い編集者が当時こんなことを言っ
ていました。
「新たな光をあてたことでペールワンに関する伝説の
一部はたしかに崩壊してしまいましたが、それでも、
アントニオ猪木という存在はびくともしないんです
ね。それが凄いと感じたし、むしろ、もっと知りたく
なりました」
今も、プロレスラー・アントニオ猪木の伝説はびくと
もしません。それだけに、断末魔の新日本は見るに耐
えません。
投稿者:パシン 2006/7/24 0:58
昔のNumberは結構頻繁にプロレス特集を組んでましたね。
最近は格闘技一辺倒みたいですが。
まあ今のプロレスじゃ記事にならないので仕方ないですね。
>「新たな光をあてたことでペールワンに関する伝説の一部はたしかに崩壊してしまいましたが、それでも、アントニオ猪木という存在はびくともしないんですね。それが凄いと感じたし、むしろ、もっと知りたくなりました」
これぞ昭和のプロレス、猪木プロレスの魅力ですね。
リアリズムとファンタジーのせめぎ合い。
「底が丸見えの底なし沼」といったのは
ファイト元編集長の井上氏ですが、
最近のプロレスは「底が丸見えの温水プール」
といった感じです。
>断末魔の新日本
イノキゲノムにはある意味期待してるんですが
新日はやる気無さそうだし、新日以外の
選手招待は難しそうなので開催は難しそうですね。
変な形で強行するよりは、ちゃんと根回ししてから
開催して欲しいです。
by pasinpasin
| 2006-07-22 12:12
| 格闘技・プロレス
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